実習生が体験した “ゆりのはな” の介護現場 〜未来の介護を担う若者たちの挑戦〜

先日、デイサービス「ゆりのはな」にて、初めて実習生を受け入れる試みを行いました。
この取り組みは、未来の介護業界を担う若い世代に、現場での実体験を通じて学びを深めてもらうことを目的としています。
介護の仕事は、専門知識や技術だけでなく、思いやりやコミュニケーション力も求められる分野です。
実際の現場で学ぶことは、教科書だけでは得られない貴重な経験になります。
今回の実習では、介護の現場での実務を体験し、利用者様との交流を通じて多くの気づきを得ることができました。
介護の現場を体験する貴重な機会

実習生の皆さんには、以下のような体験をしていただきました。
車椅子の操作・体験
介護の現場では、車椅子を使用する機会が多くあります。実習生は、まずは自分が車椅子に乗ることで、移動時の不便さや介助の必要性を実感。その後、利用者様をサポートする際のポイントを学びながら、実際に介助を体験しました。車椅子を押す際の角度や力加減、段差を越えるときの注意点など、実践的な技術を学びました。
AED(自動体外式除細動器)の説明と体験
介護の現場では、利用者様の体調が急変することもあり、緊急対応が求められる場面もあります。そのため、AEDの正しい使い方を学ぶことは非常に重要です。今回の実習では、講師の指導のもと、実際にAEDを使った救急対応のシミュレーションを行いました。心臓マッサージとAEDの併用についても学び、万が一の時に冷静に対応する大切さを実感しました。
体操の補助とレクリエーションの支援
デイサービスでは、利用者様の健康を維持するための体操やレクリエーションが日常的に行われています。実習生たちは、体操の補助をしながら、利用者様の体の動きや負担のかかり方を学びました。体操を通じて高齢者の方々と交流することで、ただ運動をサポートするだけでなく、声掛けやモチベーションの維持が重要であることも体感しました。
実習生の感想と気づき

初めて介護の現場に触れた実習生たちは、多くの学びや気づきを得ました。その中で特に印象に残った感想をご紹介します。
- 「車椅子に乗るのは思ったより難しくて、ちょっと怖かった。でも、押してもらうと安心できたので、お年寄りの方の気持ちが少しわかった気がする。」
- 「AEDを使うのは最初はドキドキしたけど、やり方を教えてもらったら簡単にできた。もしもの時にちゃんと助けられるように、もっと覚えておきたい!」
- 「おじいちゃん、おばあちゃんとお話するのは最初ちょっと緊張したけど、だんだん楽しくなってきた!昔のことを聞くのが面白かった。」
実習生の皆さんにとって、現場での経験は大きな学びとなりました。介護という仕事に対するイメージが変わったという声も多く、今後の進路選択にも良い影響を与える機会となったようです。
地域社会への貢献とこれから

「ゆりのはな」では、地域社会の一員として、未来の介護を支える人材の育成に力を入れています。
今回の実習を通じて、若い世代に介護の重要性を伝え、実際に体験する機会を提供することができました。
また、実習生の新鮮な視点は、施設にも良い影響を与えました。
利用者様も若い世代との交流を楽しんでおられ、活気のある時間を過ごすことができました。
こうした交流が、地域全体の支え合いの文化を育てる一助となると考えています。
今後も「ゆりのはな」では、こうした取り組みを続け、介護をより身近に感じてもらえるよう努めてまいります。
まとめ
「ゆりのはな」では、利用者様一人ひとりに寄り添ったケアを提供するとともに、地域社会への貢献にも積極的に取り組んでいます。
今回の実習は、未来の介護を支える人材の育成に向けた重要な第一歩となりました。
介護は、人と人との関わりの中で成り立つ仕事です。
実習生の皆さんが、今回の経験を通じて介護に興味を持ち、将来この分野で活躍してくれることを期待しています。
今後もデイサービス「ゆりのはな」では、より良い介護の提供と地域とのつながりを大切にしていきます。
見学やお問い合わせはいつでも受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!
地域密着型通所介護 デイサービスセンターゆりのはな
大阪市平野区長吉長原西4-6-3
お問い合わせはこちら